そんな贅沢は1ミリも望んでないから
昨日の夜 目を閉じる前にふと、
来週の今頃は、と思った
来週の今頃、
わたしはどんな気持ちで眠りについているだろう、と
純粋なプラスの感情で満たされているかな
それがいちばん理想だけど
きっとわたしのことだから
あのときなんであんなこと言ったんだろうとか
もっとこうすればよかったとか、反省や後悔だらけかもしれない
嬉しい涙なのか、しあわせな涙なのか、
悲しい涙なのか、あきらめの涙なのか、わからないけど
いずれにせよ、
来週水曜日の夜のわたしは、泣いているような気がした
鏡に囲まれた空間にいるくせに
自分の姿を見ることを
しばらくしていなかったことに今さら気づいて
久しぶりによく見た自分自身が
あまりにも、あまりにも見苦しくて途方に暮れた
そんなとき思い出したのが、このシーン;
「湯川、君はいつまでも若々しいな。うらやましいよ」
身なりに気を使わない石神らしくない発言に
湯川先生は違和感を抱いて、
石神が恋をしていることに気づくきっかけになったシーン
嫌われたくないと
こんなに強く思ったのは、いつぶりだろう
今さらながらみっともない悪あがきをして、
がっかりされてしまう結末は、見えているのに。
わたしがネガティブなんじゃなくて、
この状況を誰が見ても、きっとそう思うと思う
今さら、こんなストレートな歌を聴いて
ぽろぽろと泣く日が来るなんて思わなかった
"恋なんてしなきゃよかったと
あの時も あの夜も 思っていたの"
今もそう思っていて、
きっとこれからもずっと、そう思うんだと思う
もうそういうことには二度と関わらないと
関わってはいけないんだと
自分に言い聞かせて、
決断をして、やってきたはずでしょう?
それなのに、今さら何をしているんだろう
何を期待しているんだろう
実りますようになんて、とんでもない
そんな贅沢は1ミリも望んでないから