もてあそぶときに使わせてもらおう
エレベーターを断って
9階まで階段で上るようになって
ずいぶんと経つのに
その間 空を見上げたことが
一度もなかったことに気付いたのは、
たまたま顔を上げたときの空が
あまりにきれいだったのを見た瞬間だった
たぶん、そこから見える空は
それまでも毎日、
きれいだったんだと思うけど
空を見る余裕なんて、
恥ずかしいくらい全然なかったし、
正直いまも、ない
生きていくことに、
なんとしてでも守ることに、
とにかく必死すぎて、
周りからは
ひかれてるんじゃないかと思うくらいの日々
でもこれは多かれ少なかれ
世界中みんな一緒よね、と思うようにしてます
このあいだ、走ってる途中に
初めてアナフィラキシーショックに陥ったとき
身体全体の信じられないくらいのかゆみで
泣きながら悶えていたとき
（何度思い出しても
本当に恐怖でしかない体験だった）、
お母さんが、
｢大丈夫よ、ね、大丈夫だから。｣
｢ああああ、かわいそうに…｣ って言いながら
わたしを抱き締めてくれたときの感覚が
1ヶ月以上たった今でも忘れられない
あの衝撃的な安心感と優しさに
包み込まれる感覚、
すべてをゆるしてもらえた感覚、
認めてもらえた感覚、
受け止めてもらえた感覚…
久しぶりに味わったあの感覚
思い出しただけでも
涙が止まらなくなる
誰かに抱き締められたのは、いつぶりだったんだろう
あれは本当に、衝撃的だった
そしてもうきっとこの先
あの感覚を、二度と味わうことはなく
生きていくんだろうなと、そのとき思った
本当は、
どうしようもなく弱くてこわくて不安で心細くて
誰かに頼りたくてすがりたくて、
愛されたいんだと思う
でもそれをすべてあきらめて、
ひとりで生きていくことを選んだから
選んだから
ぜんっぜん、話は変わるんですが、
SUPヨガしてみたいなぁ…！
こんなの最高でしかないよね
WOWOWの『SONGLAND』が
終わってしまったいま、
新たにまたWOWOWで見つけた
素敵な番組『アウトドアシップ』に
これまた影響をどっぷり受けたせいで
いま、わたしの中で
めちゃめちゃアウトドアがアツいんです
これについてはまた次回
ゆっくり書き残しておこうかな
というか、
｢昨日夢に出てきたわ｣ は 反則
そのたった一言で、明日も生きようと思えてる
そんな自分も自分
少女でもあるまいし
いい歳したおばさんの
あまりの単純さに自分でもあきれる
自分が、ああこのひと好きだなと思うひとが
たまたま相手も自分のことを
いいように思ってくれていたときに、
"自分のことは都合よく使ってくれたらいい"
って思ってしまうスタンスは何も変わってない
飽きたらそのへんに
捨てておいてもらったら構わないので、っていう
ずっとそう思ってきたはずなのに
じゃああのときのわたしは
なんであんなにあんなに泣いたんだろう…！
でもそれにしても、夢は、ずるい
もうわざとなんかな、別にいいけど
そういうとこもすきよ
わたしも、
もてあそぶときに使わせてもらおう
