pure mind

強く賢く美しくありたい

言葉に頼りすぎないようにすると決めています

大学生くらいまでのわたしは

恋人に対して

自分の、見た目なんかよりも

とにかく中身を見てほしくて

 

わたしの性格だったり、

やってることだったり、

そのやり方だったり…

 

そういうところを褒められると

ああこのひとは

わたしの内面を

見てくれてるんだなって感じられて

とても喜んだし、

 

逆に、

かわいいとか

触りたいとかくっつきたいとか

そういうようなことを言われると、

 

なにそれ

それって別に

わたしじゃなくてもいいんじゃない?

なんて

それはそれはもう

かわいくないことを言って

ひとりで怒ったりなんてしてて

 

もっと内面を知ってほしくて 褒めてほしくて

自分のことを、包み隠さず

必死で言葉を並べて伝えようとして……

 

…そんな、

相当めんどくさい女の子な頃も

あったなと ふと思って

めちゃめちゃ恥ずかしくなった

 


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これはおそらく、いや間違いなく、

歳を重ねたからなんだと思うけど

 

今はとにかくもう、

 

見た目や 雰囲気を

褒めていただけることは

どれほどありがたいことだろう、と思う

 

それが自分にとって

特別なひとからなら、なおさらそう

 

かわいい、という言葉を

これでもかとばかりにいただいて

困惑したあの日の夜を思い出しながら、

 

こんなわたしでも

そんなふうに見てくださる物好きなひとが

まだいたんだな、って

 

今は、わたしの中身なんてむしろ

知らなくても、興味なくっても、

全然いいよとさえ思う

 

知れば知るほど

つまんなさすぎる、

めんどくさすぎるわたしが出てきて

あっというまに捨てられてしまいそうな気がする

 


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そういえば あのひとは、

 

わたしのことを はじめから、

中身はもちろんだけど、

見た目もちっとも褒めてはくれなかった

 

褒めてもくれなかったし、

すきと言われたことも、たぶん一度もなかった

 

だから、っていうのも違うかもしれないけど、

わたしも、すきと伝えたことが、一度もなかった

 


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それでもわたしたちは3年くらい、

同じ時間を一緒に過ごしていて

 

いま思うと とても不思議なふたりだったと思うけど

それでも、隣にいさせていただけるだけで、

わたしはそれで、

それでじゅうぶんに、満たされていた

 

でも、それでも

伝えたらよかったな、と ふと思った

 

わたしはとてもすきだったし、

なんなら今も、

あの頃と変わらず、すきだなと思えるひと

 

それを、伝えたらよかったな、と

 

きっと伝えたところで

相手からも同じような言葉を

いただけることはなかったと思うけど

 

それでも、伝えたらよかったな って

 

 

ゆきちゃんすき、

と来たLINEの画面を

 

これってなんて返すのが

正解なんだろうと見つめながら、

 

今さらながら、思った


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…と 言いつつも、

 

これからは、

言葉に頼りすぎないようにすると決めています