東京へ行くたびに、その姿探してる
新しくできた 渋谷ストリームのごはん屋さん
全部行ってみたいくらい
どこもおいしそうだなぁ、気になる
わたしが東京へ
年に数回は行くようになった2010年頃から
渋谷は ずっとどこかしら工事中で
しばらくしてヒカリエができて
しばらくして東横線が地下化して
そして このたびストリームができて
めまぐるしくて刺激的な街
安定感があって落ち着く、とは対照的な感じ
全然、きらいじゃない
むしろすきです
東京は、
ずっと長い間すきだったひとが
生まれて、小学生と大学生を過ごして、
そして今も住んでいる場所だけど
東京の楽しさを 最初に教えてくれたのは
間違いなく、あやちゃんだったと思う
それまでのわたしは
すきなひとを東京に奪われた、
と思っていたから(とんでもないジェラシー、)
そんな東京のことを
なかなか好きになれずにいたんだけど
あやちゃんに出会って、
あやちゃんに
あやちゃんのすきな東京を
たくさん案内してもらって
素敵な時間を過ごさせてもらったおかげで
東京のことが とてもすきになったの
あやちゃんにお誕生日に贈ったチェア
「これからどこに住もうとも、
どこへでも絶対連れてく!
と思ったのでした。
嬉しすぎる贈り物、ほんとうにありがとう。
私、幸せです。」
と 言ってくれた あやちゃん
今、どこにいるんだろう
当時住んでいたおうちも
引っ越してしまったみたいだし
メールも、SNSも、
彼女は すべてを断ち切ってしまったから
アプローチする術がないのだけど
それこそ渋谷から
井の頭線に揺られながら
沿線沿いに咲き乱れる紫陽花を
「ずっとゆきちゃんに見せたかった」と言って
わたしに見せてくれたあやちゃんに
わたしは いま ものすごく会いたいのです
7年前に知り合ってから3年間くらい、
わたしたちは
ずっとお手紙のやりとりをしていたの
ディズニーのお菓子が入っていた缶の入れ物に
入りきらないほどのお手紙を
1通1通 ひとこと ひとこと
丁寧に 読み返していく
当時のあやちゃんが
紡ぎ出してくれたことばたちが
何年もの時を越えて
今のわたしに こんなにも響く
涙があふれてきたときには、びっくりした
わたしよりも2つも歳下なのに
きっと わたしよりずっと大人だった
下北の DARWIN ROOMに行けば会えるかな
東京へ行くたびに、その姿探してる